一般社団法人 愛知県専修学校各種学校連合会

専門学校とは

専門学校

専修学校の中で専門課程を設けている学校を専門学校といいます。

「専修学校」は、1975年7月11日「職業教育」を実践する新しい教育機関として誕生し、職業教育・技術教育の機関として充実、発展をしてきました。この制度では、目的・課程の種類や修業年限、授業時数、教員、施設、設備等が具体的に定められ、これらの条件を都道府県知事が審査した上で、適正であると認められたものだけが専修学校として認可されます。
そしてこの専修学校の中で「専門課程」を設置する学校だけが「専門学校」と称することができるのです。
専門学校には様々な特典が認められていますが、認可を受けずに教育活動を実施している機関もあり、名称だけではわかりにくい場合もあるため、それらの機関を無認可校と呼んでいます。
無認可校は、学歴・学割など、不利な場合もあるのでよく確認することが必要になります。
このサイトで紹介されている学校(愛専各の会員校)は全て認可校です。
認可校と無認可校の違いはこちら»

専門学校は「今求められていること」をいち早く取り入れた勉強ができ、実践的で専門的に学べることからスペシャリストを目指す人には最適。夢に近づく「強い味方」になってくれます。

専門学校

専門学校ならではのさまざまな特典が認められています。

01.称号
二年制以上の課程を卒業した者に、「専門士」の称号が与えられます。四年制以上の課程を卒業した者に、「高度専門士」の称号が与えられます。
02.大学への編入学
二年制以上の課程を卒業した者に、四年制大学の三年次への編入学が認められます。
03.大学院入学
四年制以上の課程を卒業した者に、大学院への入学が認められます。
04.学割
JR及び各私鉄の指定校で修業年限1年以上の課程に在籍するものに適用されます。
05.奨学金
修業年限2年以上の課程に在籍する者には、日本学生支援機構の奨学金が適用されます。また、居住する市町村により独自の奨学金制度もあります。
06.損害保険
安心して教育が受けられるように「専修学校各種学校災害傷害保険制度」が運営されています。
07.就職指導
知事に届け出ることで「無料職業紹介事業」が行えます。この制度の適用を受けて活発な就職指導が実施されています。

※学校により異なる場合があります。詳細は各学校にお問い合わせください。

専門学校の
学校数・生徒数・就職率

社会のニーズに即応した実用的なカリキュラムによって、
より高度な専門技術・技能の習得を目指す教育機関です

現在、専門学校の学校数は約2,700校、生徒数は約55万5千人。高等学校新規卒業者の進学率は大学に次ぐ16.2%、大学等を卒業してから専修学校専門課程に入学する人も約1万2千人とかなり多いです。

就職率を見ても、4年制大学77.5%、短期大学80.3%に比べ、専門学校は全体で82.1%と高い就職率です。大学や短大と並ぶ高等教育機関として、今、専門学校はますます注目されるべき存在となっているのです。

学校数・生徒数・就職率

専門士

社会に通用する人材の証「専門士」の称号でスペシャリストをめざそう。

職業や資格に直結した専門技能を学ぶことができるのが専門学校のカリキュラムの特長です。
一定の要件を満たしていると認められた専門学校を卒業すると「専門士」(注1)の公的称号が与えられ、その称号は、大学を卒業した場合の学士(短大は準学士)と並び、社会に適用する人材であることの証明になります。

(注1)

次の3つの要件を満たしていると文部科学大臣が認めた学校(学科)の卒業生に、「専門士」の称号が与えられます。

  1. 修業年限2年以上であること
  2. 課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上であること
  3. 試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

編入学

大学三年次への編入学が可能。

学校教育法の改正により、1999年4月から専門学校卒業者の大学への編入学制度がスタートしました。専門学校での2年間の学習は、大学や短大での2年間と同等だということが認められたのです。編入学の資格は、修学年限2年以上、総授業時数1,700時間以上となっており、これは「専門士」の称号付与の要件と同じです。

「専門学校案内」に掲載されている学校のほとんどは、この要件をクリアしています(1年制学科は対象外)。専門学校の2年間で自分のめざす専門分野を学んで卒業。その後大学に編入学して2年間学び卒業すると、専門学校卒業(専門士)・大学卒業(学士)の2つの資格を取得することができるのです。

編入学

高度専門士

大学院入学資格の付与が認められています。

教育内容の高度化、修業年限の長期化が進んでいる中、一定の要件を満たしていると認められた4年制専門学校の修了者には、「高度専門士」の公的称号が与えられ、また、大学院の入学資格が付与されます。4年制専門学校は制度の上でも、4年制大学と双璧をなす高等教育機関となっています。

〈高度専門士の称号が付与される専門学校の要件〉

  1. 修業年限が4年以上。
  2. 総授業数が3,400時間(124単位)以上
  3. 体系的に教育課程が編成されていること
  4. 試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること

職業実践専門課程

2014年4月から専門学校で、職業教育の水準の維持向上を図ることを目的に制度化された「職業実践専門課程」がスタートされました。これは専修学校の従来の専門課程以上に企業等との密接な連携により実践的かつ専門的な能力を育成することを目的として、専門分野における実務に関する知識・技術及び技能について組織的な教育を行うものを文部科学大臣が「職業実践専門課程」として認定し、奨励するというものです。
詳しくは図1のように、専門学校の設置の認可事項を行っている愛知県知事が文部科学大臣に推薦するという形で行われます。

このように実践的な職業教育に取り組むこのように実践的な職業教育に取り組む学科として国の認定を受けることは、専門学校にとって大きな制度的進歩であり、卒業生たちの社会的評価の向上につながる改革であることは間違いありません。学科として国の認定を受けることは、専門学校にとって大きな制度的進歩であり、卒業生たちの社会的評価の向上につながる改革であることは間違いありません。

2023年3月時点で 
全国合計で1,093校 3,165学科 
愛知県の専門学校は 59校200学科
が認定を受けています。

職業実践専門課程のイメージ

職業実践専門課程における教育活動の流れ

職業実践専門課程の認定要件

専修学校の専門課程であって、職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成することを目的として、専門分野における実務に関する知識、技術及び技能について組織的な教育を行うものを文部科学大臣が認定して推奨することにより、専門学校における職業教育水準の維持向上を図ること

〈主な認定要件〉

  1. 修業年限が2年以上。
  2. 専攻分野に関する企業等との連携体制を確保して、授業科目の開設その他の教育課程の編成を行っていること。
  3. 企業等と連携して、実習・実技・実験または演習の授業を行っていること。
  4. 全課程の修了に必要な総授業時数が1,700単位以上または総単位数が62単位以上であること。
  5. 企業等と連携して、教員に対し専攻分野における実務に関する研修を組織的に行っていること。
  6. 企業等と連携した、学校関係者評価を実施し、その結果を公表していること。
  7. 企業等に対し、教育活動その他の学校運営の状況に関する情報を提供していること。

選考方法と出願期間

願書受付は定員になり次第締め切る学校も多いので、早めに提出しましょう。また、必要書類・合格発表時期・入学手続きのやり方、そして、大学・短大と併願したいと思っている人は併願に対応したシステムがその学校にあるかどうか、しっかり調べておきましょう。

出願期間

入学方法について

入学方法

専門学校の入学方法は、「推薦入試」「一般入試」の他にも、学校ごとにさまざまな入学方法が設定されています。
入学方法により、応募資格・出願時期・選考方法などが異なるので、しっかり調べて自分に一番ふさわしい入学方法を選んでください。
高校3年生の方は、早めに学校調べをスタートさせることをおすすめします。

選考方法

専門学校 AO入試 推薦入試 一般入試
大学 総合型選抜 学校推薦型選抜 一般入試

AO入試

学力試験だけでは評価することができない個性や豊かな人間性、進学意欲などの出願者の人物像を、学校側の求めるアドミッション・ポリシー(学生像)と照らし合わせて合否を判断する選考方法です。
入試までの一般的な流れは、専門学校の学校行事等に参加し学校内容を理解の上、エントリーシートで入学意志を表明し、選考に臨みます。
選考方法は書類審査、レポート作成、面接等、学校ごとに異なります。
AO入試による出願許可を得た人は「入学前継続的課題」を取り組む事で、より早い時期から進学を希望する分野に関わる勉強を進めることが出来ます。

  • 1)エントリー開始:6月1日以降
  • 2)出願日:9月1日以降
  • 3)合格発表:10月1日以降

推薦入試

高等学校(校長・進路指導教諭・担任教諭等)からの推薦を得られること、などが資格となります。
また、推薦条件として、高等学校の評定平均や出席日数による条件が設けられていている場合があります。
高校推薦入学の場合は、学科試験や面接が免除になっている専門学校もあり、一般入学と比べ、合格への近道ともいえます。

  • 1)出願日:10月1日以降
  • 2)合格発表:専攻日より一定期間(3日以上)置いて発表

一般入試

書類選考のほかに、学科試験や面接等、学校ごとに独自の選考方法を導入している。

  • 1)出願日:10月1日以降
  • 2)合格発表:専攻日より一定期間(3日以上)置いて発表

(一社)愛知県専修学校各種学校連合会 会員校の願書受付開始日

AO入試スケジュール

願書受付開始スケジュール

※願書受付は学校によって異なります。

学校を選ぶ

ひとくちに専門学校といっても、実に多彩な種類の学校があります。将来なりたい仕事を考えて、学校を選びましょう。

自分の将来を思い描いてみよう
将来どんな風に暮らしたい? どんな自分でいたい? なんとなくイメージしてみよう。漠然としていた夢がだんだん見えて来たら、それに向かって目標をたてていきましょう。
自分の特技や個性って?
自分の好きなことや、得意なことって? それを仕事に生かせられれば、やりがいも生まれるし、結果も生まれるもの。周りの人のアドバイスも参考にしてみましょう。
やってみたい仕事をピックアップ
自分のことがなんとなく分かってきたら、数ある職業の中からやってみたいことをあげてみよう。その中から自分の特技や個性に合ったものを見つけよう。
仕事の情報をあつめてみよう
やりたい仕事の情報をあつめてみよう。その仕事の様々な面が見えて、本当にやりたい仕事なのかどうかが分かるはず。先輩の生の声も聞いてみて!
職種をひとつにしぼろう
さあ、もう自分の進むべき道がだんだんと見えてきたかな?興味のある職種がいくつかある人は、ここでよく考えて目指す道をひとつにしぼろう。
目標達成のための計画表を作ろう
目指す道がはっきりと決まったら、あとはそれを達成するための計画をたてるだけ。自分に合った計画をたてて、表にしよう。あとは目標に向かってがんばって!

行きたい学校が
決まったら

ひとくちに専門学校といっても、実に多彩な種類の学校があります。
将来なりたい仕事を考えて、学校を選びましょう。

体験入学には行ってみた?

学校の雰囲気
在校生の様子
実習設備
交通の便

授業内容はきちんと把握した?

カリキュラム
年間スケジュール
講師の先生

先輩達の進路状況はどう?

就職実績
就職指導
希望する求人

学費は?奨学金などは?

初年度納入金
授業料以外の費用
奨学金制度など