専修学校・各種学校は法律の定めに従って組織的な教育を行い、卒業資格も公に認められている学校で、各都道府県知事の認可を受けた学校です。 一方、認可を受けていない教育機関では、法律で定める基準に従わなくてよいという自由度がある反面、修了しても学歴として認められないなど、様々な恩恵や社会的評価を得ることができません。

認可を受けた専修学校・各種学校の在学中は、通学定期の学割を受けることができ、公的奨学金や教育ローンの対象になるばかりでなく、一定の要件を満たせば、卒業時に『専門士』などの称号が与えられ、大学への編入や大学院への進学も可能です。

愛専各は、全国専修学校各種学校総連合会のもと、47都道府県に設置された連合会組織の1つで、会員校は全てがこの認可校です。連合会として、小中学校・高等学校の関係団体と定期的な協議会を持ち、学校運営や募集活動について様々な申し合わせ事項を設定しています。たとえば、出願時期に関しても、愛専各会員校は、小中学校・高等学校と事前に定められた解禁日が設定されていますが、認可を受けていないスクール（無認可校）や愛専各会員校でない学校（非会員校）には、その取り決めがありません。3年生進級後、すぐに出願が要求されるのは、こういった申し合わせ事項に無縁の教育機関があるからです。

この度は、年々、募集時期のトラブルや入学後の保護者からの相談が増え続ける中で、小中学校・高等学校から、「一定のルールに従って募集活動を行っている連合会の会員校とその他の教育機関が一目でわかるような仕組みを作って欲しい」というご要望があり、会員校である証をロゴマークとして表記していくこととなりました。今後は、各校のホームページや案内書などの印刷物にロゴマークが表示されるだけでなく、会場ガイダンスなど多くの教育機関が集う場所でも、ロゴマークがあれば愛専各の会員校であることが一目でわかるような表示を行ってまいります。

今は、愛専各会員校とそうでない教育機関を区別するだけのマークですが、将来的には、「このマークのある学校なら信頼できる学校である」と呼ばれるように、小中学校・高等学校の関係団体と更なる連携をとり、よりよい学校群を目指します。